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中学校教師のつぶやき
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私が勤めている中学校は,地域的にもとてもしんどい場所であると感じます.
格差社会が世間では言われておりますが,明らかに「負け組」の地域です.

その根拠は,母子家庭,父子家庭率.
生徒の半数以上が片親なんです.

当然ながら,経済的に苦しい家庭が多いです.
就学援助,生活保護の率は当然ながら50%を超えています.

子供は明らかに愛情不足です.
とても家庭では勉強できる環境ではありません.
従って,学区一,低学力の学校になっています.

こういった生徒を見ていると本当に可哀想で仕方ありません.
ですので,私の勤めている学校ではいかに愛情を注ぐか,
それがテーマです.
本当のところ,親の愛情以上のものはありません.
しかし,それが期待されない以上,教師が愛情を持って
子供たちに接するしかないのです.

教師が愛情を失った時,イコールそれは学校が荒れる時.

学校が荒れないようにするには,どうすればいいか.
それが勤めている学校のテーマでもあります.
これまでも,クラブなどで引っ張り生徒の居場所をつくる事を
心がけてきています.
子供が,安心して学校に登校し,自分を確立することが出来る.
そういったことが子供たちに芽生えている時は,
学校内が非常に落ち着いています.

しかしながら,これも限界が近づいてきています.
毎年入学してくる生徒の質は,年々悪化の一途.
愛情さえ受け取ることの出来ないそんな子供が増えています.

おそらく,愛情が欲しいと思った時に裏切られてきたのでしょう.
大人に対する不信感のなんと大きな事か.

子供に対して無関心な世の中であったり,家庭であったり.
これからの学校をどうなるかということは,
すなわちこれからの社会がどういう社会であるべきかといった
根本的な内容を含んでいるような気がしてなりません.
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